剥がしにくい、と評判が悪いバッグシーラー。
剥がし易くする開封用タブを自動生成するバッグシーラーの説明です。
従来品のように、紙テープを使うものではありません。

粘着テープ自身でタブを作ります。
テープ切断時の負荷も小さくなりました。
開封タブの写真
操作は簡単。
右上のフラッシュムービーの操作をするだけで、粘着テープの両端を折り返して、開封用のタブを自動的に作ります。
従来のバッグシーラーと同じです。

そのしくみについて、説明します。

説明用に、装置の筐体の一部、及び内部の部品の一部を切り欠きました。
左が切り欠き前、右が切り欠き後です。この先の説明は切り欠き後の装置で行います。
切り欠き前のメカ 切り欠き後のメカ
この装置内にはロータと称する円盤状の部品があり、そのロータを1/3周ほど回転させて1サイクルの動作になります。
1/3周回転したロータは、ばねの力によって、逆方向に巻き戻されて初期位置に復帰します。

テープの折り返しは2箇所あります。
折り返し板が、テフロンを含有した O リングに粘着テープの接着面に押し当て、つまむようにして折り返しを作ります。
一定の位置で折り返しをするローラを固定ローラ、結束物と一緒に動きながら折り返しをするローラを移動ローラと称します。

移動ローラ側はロータの往路で完結。固定ローラ側は往路、復路の両方向の動作で完結します。

下のフラッシュムービーでその様子をご覧下さい。それぞれの文字にカーソルを合わせると動画が始まります。
(非常に大きなデータです。光ファイバー回線の速度が必要ですが、ご了承下さい。)



他のページで紹介する開発テーマは全て私の発明、考案ですが、本開発の中の「折り返し」の基本原理は当時の同僚、本間久志氏の発明です。
(基本原理の説明はこちらへ。)
もちろん、私も積極的に関与していますが、私の中心的な役割はその基本原理をメカに置き換える作業でした。

余談ですが、基本原理の特許は、公開前に特許として登録されました。
特許事務所でも極めて稀な例だったそうです。