扉内部から外部へ向けて、遮蔽板が飛び出す装置です。

扉の四周(全周)に向けて遮蔽板が出ます。
ゴムチューブのようなものではなく、鋼製の遮蔽板です。
遮蔽という目的だけでなく、防犯への展開も検討中です。


構造はいたってシンプルです。
4節リンクで遮蔽板を動かし、尚且つ隣り合う遮蔽板への動力伝達を行います。
4節リンク 【図1】が、この装置の原理となる4節リンクです。

黄色の三角形のプレートが、回転を行います。
このとき平行四辺形を描くように2つの節(図中の赤色の線分)を
設けます。

図の下のように、黄色いプレートの穴は45°の方向に移動します。
リンクが施されていない穴にも新たな節を設けます。
新たな節は垂直方向の直線にして、図で示したユニットを180°
回転させて複製を作れば、この装置が完成します。(【図2】)

4節リンクの組み合わせ

下のフラッシュムービーで、ここまでの説明の内容をご覧下さい。


建築業界での初仕事でした。

クライアントは (有)ネクストプラン

異業種との交流は初めてではありませんが、やはり取っ掛かり部分では若干の違和感がありました。
互いの美意識が違います。その辺りの話はこちらで。



ミニチュア模型製作完了後、特許出願、および審査請求。

クライアントは、このミニチュア模型で販促活動を開始。
大阪の建具専門メーカーと実施契約締結後、実機サイズの試作品を製作しました。
緩やかな速度ながら、製品化への検討中です。

この開発品についての問い合わせは、(有)ネクストプラン までお願いします。
http://www.nextplan.co.jp/index.html