いずれも一長一短があります。
2つの動力源の制御では、制御のタイミングを自由に設定できますが、電子制御特有のトラブルを心配しなければなりません。
間欠動作機構ではメカニズムが複雑になりがちで、一度決定したタイミングの変更は容易ではありませんが、そうしたトラブルが少なくなります。
ここで説明するのは。後者の間欠動作です。
いわゆる「からくりメカ」「からくり機構」などと呼ばれる機構設計の中には、間欠動作が頻繁に顔を出します。
30年ほど前のカメラやカセットテープレコーダーはその代表格です。概ねカム機構、ラッチ機構,、リンク機構といったものの組み合わせで出来ています。
日本カメラ博物館には、一眼レフカメラを部品レベルに分解して展示してありましたが、あの小さなボディに600を超える部品が詰まっています。
ここで説明するのは、そこまで精緻を極めたメカニズムではありませんが、そうしたものの要素部分であるカム機構を利用した間欠動作の事例です。
この駆動メカを大きく分けて3つの項目で説明します。
【1】動力の分割
まず、一つの動力源から、二つの間欠動作に分割する手段です。
画面内中央のボタンをクリックすると動画が始まります。
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