こちらのページでは、からくりメカの要素、あるいはその要素を利用した設計事例を紹介します。

開発品の仕様よりも、カム機構やリンク機構等のからくりメカの要素に重点を置いています。

「業務履歴のご紹介」の各ページでは専門知識がなくても、視覚的、感覚的に理解できるように心がけました。
「からくりメカの素」の各ページでは、それらを違った視点から説明致します。(高校生程度の数学や物理の知識が必要なページもございますがご了承下さい)

開発テーマによっては、開発の経緯、紆余曲折の模様を披露します。
過去の設計事例だけでなく、日常の設計業務で使用している計算式なども記します。

ご高覧頂ければ幸いです。


 要素編
 項目  概要
ばね荷重の計算式 圧縮コイルばね、トーションコイルばねの計算式です。
表計算ソフト(EXCEL)があればOKです。
欠歯ギヤによる間欠動作 ギヤの歯の一部を切欠くことによって間欠動作機構を作ります。
CDやDVDのディスクトレイローディング機構として広く利用される構造です。
溝カムによる間欠動作 カムフォロアの案内を、溝によって行うものを「溝カム」と称しています。
カムフォロアをカムに押し付ける力を掛けたくない場合などに使用され、初期のカセット
テープレコーダーなどは、溝カムの集合体のような構造でした。
準備中 ワンウェイクラッチ
 
 応用編
 項目  概要  関連する開発テーマ
カウンターバランスヒンジのトルク特性 開閉物の重量バランスを保つ機構です。
3節スライドリンク機構のスライド部に圧縮コイル
ばねを装着することによって、開角度の変化に対応
したトルクを発生させます。
間欠動作の応用事例(1) 溝カムを利用して間欠動作を行う事例です。
1つの動力源から2つの間欠動作にする方法です。
面一引戸装置
直線動作を回転動作に 円弧は角度が小さければ直線に近づきます。
そこで直線スライド動作の代わりに回転動作を
取り込んだ事例です。
全周遮蔽装置
間欠動作の応用事例(2) モータ駆動のオーバーラン対策として溝カムによる
間欠動作機構を利用しました。
オーバーランが発生する場所をアイドリングの位置
に充てています。
スライドルーバーVer.2
間欠動作の応用事例(3) 1つの動力源を2つに振り分ける構造です。
各々の動力での必要な特性に合わせ、クランク機構
とカム機構に振り分けました。
着脱式ランダムルーバー
粘着テープ端部の折り返し 切断した粘着テープの2つの端部を同時に折り返す
機構です。
バッグシーラー
準備中 間欠動作の応用事例(4)  バッグシーラー